徳島国見山:1409mm <後山峠登山口>

徳島・国見山 後山峠
      後山峠の登山口

 徳島の国見山は、こんなステキな山があったんだ。という感動と、「山採り」という行為の両方を目の当たりにした山である。

 この山に初めて登ったとき、実は登山口を間違えてしまった。有料道路手前の道からトンネルの上を越えて旧道に入り、しばらく行くと赤いテープが目に付いた。そこが登山口だと思い登り始めたのだが、実はそこは横道ルートで、本来のルートよりも1時間以上余計にかかってしまった。

しかし、植生が豊富でスミレやヤマシャクヤク、テンナンショウなど、実に様々な植物が目を楽しませてくれた。花の写真を撮るために2週間後にもう1度登ると、なんとヤマシャクヤクがかなりの範囲で盗掘にあっていた。がっくりというよりぽか〜んとしてしまった。採る人は、いるんだ…。

それから山頂までの長くしんどかったこと…。

 再び'98年の春に、今度は逆コース、後山峠から登り横道ルートから下りてみたが、山頂から横道へ下る分岐のあたりがすごく荒れていた。倒木が多く、ヤブに遮られ、歩きにくい。分岐から横道に入るとそうでもないのだが、ずーっと下ると突然ケーブルが目の前に現れたりして驚いた。前に来た時はこんなものはなかったように思うのだが。そして前方の小さな山は伐採され、すっかり丸坊主…。
ずいぶん様変わりした様子に「こんなになっちゃった。」という印象を受けてしまったが、考えてみれば、山は登山者のためにあるわけではないのだから…。伐採を否定することはできない。ただこの道を、わたしが通ることはもうないかもしれない。…とそのとき思った。イヤになったというのではなく、「しまっておきたい」という気持ちがしたのだ。

剣山系トップへ戻る

四国の山トップへ