あ〜ぴょんの山レポ

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〜2007年5月12日/西赤石山登山(東平から兜岩経由)続き〜

■天ぷらパーティ〜下山

山頂は落ち着かないので少し西寄りの平地の一角を確保して、
さっそく道具や材料を広げ、天ぷら&フライパン焼きでご飯の時間です。

コッヘルの中に小麦粉と水を入れて天ぷらの衣を作りつつ、
小鍋に食用油(今回はコーン油だったかな?)を入れてガスストーブに
火をつけて、小鍋を火にかけます。
採れだちのコシアブラの若芽に天ぷら衣をつけて、ジュワワー、ピチピチッ。。
ものすごくきれいな緑色になって、カリッと揚がります。
これが美味いんだ! あ〜ぴょん、ちょっと前に山で摘んだタラの芽を、
家に帰って天ぷらにして食べたんだけど、その後喉がイガイガイガイガしてしまって
けっこう大変でしたが、このコシアブラにはそういうアクのようなものもクセもありません。
香ばしくってめっちゃ美味しいのです。

 コシアブラの天ぷら

今回、Kザ奥さんは、初めてコシアブラを食べたということで、
何度も 「美味しいね!」 と言ってました。そうなんっすよー。
食べる前は、こんなんが?食えるの?って思ったんですよね。
見た目、ただの木の葉っぱ、しかも、この黒い葉柄ごと食うのか?って感じだから。
だけど、食べてびっくり。
 「ええっ?美味いっ!」
箸が止まらなくなります。

まあ、天ぷら用に、他にもしいたけとかシソとか持ってきていたのでそれも揚げて、
フライパンでは肉とか玉ねぎとかウインナーとかエリンギとか、
ジュージュー、ピチピチ、
 「えらい豪勢なことしてるなー」 
って、通りすがりの人たちが、みんな見て行きます。
こっちはもう、ニタニタするしかありません。

あ〜ぴょん、普段の山行ではまったく飲まないビールも、ちっさい缶を1本飲んじゃったよ。
持ってきたおにぎりも全部食べて、満腹、ごっそーでした。

   *  *  *  *

さて、十分休んだので、ごとごとと、広げた道具を片付けて、鍋類は、
鳥やN氏がまた持ち帰ってくれまする。
時間はまだ午後0時過ぎ、この時間でもまだまだ続々と、銅山越え方面からの尾根道を
登山客が登ってきます。暑そうやなあ、、。

まだ5月だというのにこの暑さは何だ。
でも私たちは下るだけだから、まあバテることはないだろうけど、
この銅山越え〜西赤石山の尾根道は、実はちっさいピーク越えやちょっとした岩場が
あったりして、けっこうアップダウンしている。
のんびりと下り始めながら、すぐに汗が滲んできた。ほんま、あっつい!
登ってくる人々と挨拶を交わしながら、ああ、やっぱり今日はこの尾根筋を
登ってこなくてよかった、と思った。見るからにバテバテな人もいるのだ。
でもみんながんばっている。


イシヅチザクラやアケボノツツジが咲き残っている明るい尾根道を下る。

西赤石山山頂を振り返る。
もうあんなに高くなっている。下るときはあっという間だなあ。

ときどき小さなピークを越えたりしながら赤っぽい岩と土の尾根筋を西へ下っていくと、
南面に礫地が見えてくる。

やや弛みから小さなピークにくると、一帯がロープによって踏み込みが制限されている。
番号がつけられた区画の中は、ツガザクラの群生の保護区域だ。

開花時期はもう少し後で、まだ緑のベッド状態。

ツガザクラ保護地のピークからさらに銅山越、西山方面へと下っていく。

 
センボンヤリ(キク科)

西赤石山山頂から約1時間ちょっとで銅山越に着いた。

ここは、日浦登山口からのコース、笹ヶ峰方面への縦走ルート、そして銅山ヒュッテや
東平方面へ下山するルートが合流する峠となっている。
私たちは、北側への道を下る。

このルートを下るのもけっこう感じがよくて好きだ。終わりかけのヒカゲツツジ、
そしてこのルートにもポツポツ、コシアブラの木が見られる。

明るい疎林の中に咲き残っていたヒカゲツツジ。

途中、横道に出たりするが、指標を確認しながら下る。

ここは馬の背経由登山口への道を下った。(銅山越からここまで約20分。)

「馬の背経由登山口」と書かれたルートを下りていく。

さらに、「登山口(鹿森ダム)」と書かれた方へ。

銅山越から約1時間でこの分岐に下りてくる。

登山道はしだいに石畳まじりの道となり、長々と下ってきた足の裏には少々堪えるが、
まあ足裏マッサージだと思って我慢する、、、わけがない! できるわけない。 痛い。
なるだけ石のない、土の部分を選んで歩くが、ふらふら、、かえって変な動きになってしまい、
それはそれで疲れる。

渓流が見え、一瞬滝かと思ったら、人工の、苔むした堰堤だった。これが鹿森ダムなのかな?
どんどん下って、もうそろそろ下山口が近いかなと思う頃、大きなザックを担いだ女性数人が、
なんかすでにバテバテ状態で登ってきていた。
たぶん、今日は銅山ヒュッテ泊まりなのだろうが、こんなところで早くもバテている様子が、
ちょっと気の毒に見えた。ちゅうか、それが自分だったら辛いなあ、、、と思った。

なおも石畳まじりの道を下り、まだもうちょとありそうだな、と思っていると、
ふいに下山口に着いてしまった。炭坑跡のすぐ横だ。時間は午後2時50分。
西赤石山山頂から約2時間30分。(銅山越から約1時間20分。)
左手がいま下りてきた下山口です。

その右手奥にある、炭坑跡。

以前下山したときは、途中、軌道敷跡の道が柳谷の渓流の上を、鉄橋みたいに渡っている道を
通って下山したので、今回はまたそれとは違うルートだったわけだが、今回のほうが早く着いた。

駐車場へ戻って、今までいた山を見上げる。
あそこにもいた。あの山腹の、あの中のどこかを黙々と下った。
その姿をフラッシュバックで今、見られたら嬉しいんだけどな、、と、
山から下りてしまうと、ときどき思う。

見上げる山のどこかからもう一人の自分が、、、おおい、と手を振っているまぼろしを、
錯覚でもいいからちょっと見てみたいなんて思うのは、私だけだろうか。
だけどもし見たらそれはドッペルゲンガーってことになるから、、、なんてなことを、
一人思い遊びながら帰り支度をするのです。

今回、行きも帰りも運転してもらって同行の皆さんに大変感謝。
来年もまたぜひ。ちゅうか、また「赤石山荘泊で西〜東縦走」もお願いしまーす。

下山ルートの参考タイム
西赤石山山頂(0:50)ツガザクラ保護地(0:20)銅山越(0:30)馬の背経由への分岐(0:30)登山口(0:10)東平駐車場


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