あ〜ぴょんの山レポ

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〜2007年4月20日/残雪の石鎚山〜

石鎚山に行かなきゃ行けない。でもまだ早いかな…、たぶん残雪があるだろうな…。
と思いつつ、まあ偵察がてら行ってみようってことで、
いの町側(本川)から石鎚公園線を通って土小屋に向かいました。
車道に雪はぜんぜんなくて、ヤマザクラの花びらの降りしきる中、
気分よく運転しておりましたが、大滝(おおたび)の滝の前を通り過ぎ、よさこい峠に
近付くにつれ、なぜかだんだん緊張してきて、目眩さえ覚えるような状態に。。。
朝ごはんはしっかり食べてきております。気分的なものでしょうが、
なんだかほんとに落ち着かなくなってしまい、
車中でずっと流していた(いる)人間椅子の曲を、止めてしまったほどです。
これは、ひっじょーに珍しいことであります。

そうしてよさこい峠から、ゲートの開いた土小屋方面へ向かうと、しだいに車道の脇に
雪が見られるようになり、陰地には車道の上にも一部、雪が乗っていました。
まあ、凍ってはいないし、先に通った車のわだち部分は解けていたので
難なく通過して土小屋に到着。
岩黒山登山口側の駐車場に車を止めて石鎚山を見ると、幸い雲はかかっていません。
午後からはどうかわかんないけど、まだ景色の方は大丈夫そう。
だけどやっぱ、雪があるなあ。

駐車場から見た石鎚山〜二ノ森。

石鎚神社の遥拝殿でお参りをしてから登山道に向かうと、6、7人の
おんちゃんばっかりのグループが先行して行ったので、その後ろをのんびり
登ることにしました。途中で、先へどうぞ、と言われたけど、
あ〜ぴょん、GPSでルートトラックしながら、再々立ち止まってポイント登録したり、
メモ書きしたりしないといけないので、前で邪魔になるだろうし、
後ろを行く方がいいのです。
今回録ってきたルートトラックと写した写真は、別のところに出すかもしれないので、
少ないけどそれ以外の画像をここでは紹介します。

緩い勾配の登り始めの登山道には残雪があり、1kmあたりで早くもお一人が、
「登ってられない、」と撤退。んで、みなさん一度立ち止まられ、
結果、あ〜ぴょんは先に行くことになりやした。

30分ぐらいで四角く置かれたベンチの先の、段状の登山道の間から、目指す石鎚山の姿を望む、
ビューポイントにさしかかります。

石鎚山の撮影ポイントの一つ。もう少し段の上まで上がって撮るのがいいです。

このあたりまで来ると、後ろを来ているはずのおんちゃんグループの話し声も気配も
しなくなっていました。最初の休憩場所まではすぐ後ろを来ていて、
このルートで最初に見える石鎚山の姿を眺めていたのですが、
もしかしたら、その辺でやめにしたのかなー。

南に面した登山道は日当たりがいいので雪がまったくなくて、
相変わらずイシヅチザサのスロープがきれいです。
さらに登ると登山道は北側の尾根下に下がり、またまた残雪がべったり。
この分だと北壁直下なんかは真っ白だろうなあ…。

登り始めて1時間ほどで、東稜ルートとの分岐まで来ました。
(分岐というほどはっきりした別れではなく、東稜ルート自体をご存じない方もたくさんいます。)

東稜へと登っていく地点。雪と凍結の東稜は、、、あ〜ぴょんには無理です。

そして北壁直下を通過するあたりは案の定、雪で足場が狭くなっていました。
頭上も足元から下も、雪のスロープ。だけど、ノミで削られたような北壁の一部からは、
雪解け水が勢いよく滝状になって流れ落ちていました。
ときおり小さな雪の球がポクポクと面白い音を立てながら落ちてきたりもします。
おっきいのの直撃はカンベンしていただきたいですねぃ。

バチャバチャと激しい音を立てて
流れ落ちる雪解け水。

足場に注意して登るので息は上がりませんが、積雪のない時期より時間がかかってしまい、
約1時間50分で二の鎖元に到着。
ま、残雪ですから、二の鎖元の鳥居は、足の根元の土台部分まで完全に見えてはおりました。
積雪の多い年には足部分がほとんど埋まることもあるってね。
あ〜ぴょんはその時期には登りたいと思わんですが。

二の鎖を見上げると、鎖の掛かる岩壁にもまだらに雪が付いています。
そんな状態で、鎖捩れるかい!
ま、やる人は普通にやるのでしょうが、あ〜ぴょんは今日は巻き道を行きます。
でも巻き道も雪があると恐いんだよね…。

鉄の階段の上自体はいいんです。だいぶ解けてるし、平らだから。
問題は、階段と階段の間の横渡りの部分。登りはなんとか行ける。でも下りは…。

こわごわ撮ってるから、
なんか上のほうに指かい?
邪魔な影が写ってしまった。
なのでこれはここに貼ることにします。

巻き道の途中で何度か、「もう今日はここまでにしようかなぁ、、、」 と思いましたが、
山頂までもうちょっとだし、どうせ下りで同じように恐い思いをするんなら、
山頂に登ってからの方がいいよなあ…。
って思い直して登りました。このあたりまで来ると、けっこう下山者も多くいて、
 ああ、みんな登ったんだ、そんでもってこれから下るんだ、、、
と思うと幾分安心感があります。もちろん、みんなが無事下山できたからといって、
あ〜ぴょんも絶対無事とは言いきれませんが。

巻き道を30分もかかってやっと登りきり、弥山の山頂に立つと、すんごい風ビュービュー。
でもきれいだなー。
最高峰の天狗岳を見ると、人がいます。
行ってるよー、、、、、でもあ〜ぴょんは今日はやめとく。

弥山から天狗岳を望む。

頂上社でお参りをして、写真を撮って、早々に下山っす。また雪が解けたら何回も来るからねー。
靴ヒモを締め直して、立ち上がって…。

「こっえー!巻き道こっえー!!」

階段はいい。でもやっぱり横渡りの部分の足場が、人の踏み跡の幅だけしかないのよ。
ぐじゃっと、そこが崩れたら、どこまでも滑って落ちて行くのよー。

まあ、なんとか通過しました。足場の確保が厳しい斜面の部分を下りるときは、後ろ下りして。そうすると滑らない。
あ〜ぴょんが下山を開始した頃は、もう下山者はいなくなっておりましたので、
どんなカッコで下りようがどんな声を上げようがおかまいなしです。

どうにか二の鎖元まで下りてくると、頂上の小屋の物資を運んでいる(らしい)男の人二人が
荷を降ろして休んでいました。
ふいの人の姿にちょっと緊張したのか、あ〜ぴょんここで少し足を滑らせそうになったりしながら、
木の階段を、土小屋ルート寄り側に下りていると、

 「こっちをおりたら?」

って、鳥居の正面の、雪の乗っていない方へ誘導してくれる、優しい山のお兄サン。

 山のお兄サン:「お一人ですか?」
 あ:「はい。」
 山のお兄サン:「成就社へ下山?」
 あ:「いいえ、土小屋です。
 山兄:「土小屋はそっちじゃないよ、こっちへ下りてください。」

って、おい!
あなたが正面へ誘導したんでしょーが。
あ〜ぴょん、お山であちこち指示されてしまいました。

 女を振り回す男の人には懲り懲りなんだから〜!って、違うか。(^^;;;;;;

その後も、雪の残る北側では何箇所かおっかねー思いをしながらもなんとか下りました。

ここなんか、
まだ足場に余裕があるほうです。
(だから写せた。(^.^; )

雪のなくなった登山道では、ゴジュウカラが足元に下りてきて、道案内をするかのように
前を低空飛行で先行するので、ゴアテックスの手袋をした手で手こずりながらカメラを取り出すと、
とたんに目の前を横切って、サイナラー。 んもう、ゴジュウカラったらん。

だいぶん下りたところで、まだ登ってくるおんちゃんたちがいたので、
上で泊まりですかーと聞くと、いや、下りますよ。と言う。
カラ荷の人もいるし。人のことを心配するほどえらくもないあ〜ぴょんですが、
大丈夫か、、?とちょっと思いました。

しだいに後ろの石鎚山頂付近にはガスが立ち込め始めていたし、下りるんなら早く下りた方が。
と思っていると、後ろのほうで時々話し声が聞こえてきたので、
もしかしたら途中で引き返したのかもしれません。

駐車場に戻った頃には石鎚山、すっかり雲に覆われて見えなくなっておりました。

今年は何度も来るからねー。

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