あ〜ぴょんの山レポ

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〜2006年12月24日/横倉山ぐるっとひと回り〜

12月に入ってもけっこう日中は暖かく、お天気もいいので体調を見ながら
久々にぐるっと一回りしてみることにした。

■南遊歩道登山口〜かむと嶽

いつもの山トレのときのように、織田公園手前の第一駐車場に車を止め、支度を整え歩き出した。
南尾根ルートの登り口は土止めの横木が組まれた段状の登りで始まる。
もうこれが当たり前になってきたのでよっぽどとばさない限り辛くはないが、
それでもちょっと荷物が重かったりすると、ふくらの辺りにキンキンくる。

これを我慢しながら登ってもしょうがないのでときどき歩を緩めて、筋肉の痛みを流しながら登っていく。
すぐに左手の木の間から虚空蔵山が透かし見えてくる。
ここから眺める虚空蔵山はM字型をしていて、なんとなく瓶ヶ森に似ている。

M字型に見える虚空蔵山。
肉眼では鉄塔も見えるのだけど。

登山道は、肩尾根の縁っこに差し掛かり、虚空蔵山のさらに右手前方には、
蟠蛇森がどっしりと腰をすえ、その向こうに太平洋が広がていることを思うと、今さらながら、
高知の山の上から見えるのものは、山また山なのだと苦笑してしまう。

こちらは蟠蛇森。鉄塔も写っている。

緩い登りから再び横木が組まれたダンダラ坂になると、ここから水平道まで約10分、
一歩一歩、足を引き上げ段を登っていくのだ。
うまくペースを運べれば、息が上がる一歩手前を保ちながら、一定のリズムで登りきれる。
ちょっと失敗すると、ときどき立ち止まって呼吸を整えないといけなくなる。
たまには、しんどくないペースをちょっと超えた速さで『根性登り』をしてみるのも
いいかもしれないなー、、、と思いながら、どうしても調子を確かめながら微調整して
登ってしまう。
でもまあ、今日はちょっと距離を延ばしたいから、『根性登り』はまた今度…。

最初の水平道になり、そこからさらに少し進むと『お疲れさま。慌てずに一休み』の
立て札のある水平道に着く。木の間から進む先を見やると、かむと嶽の姿が忽然と現れている。
その瞬間がなんとも好きなのだ。いつ見てもかむと嶽は雄々しい。

かむと嶽。(ズームで撮っています。)
右手の木の生えているところと岩肌のきわに
2本目、3本目の鎖がある。
(トラバース道もある。)

そこから少し行くと、コルみたいなところを通り、また少し急登すると、
突然黒っぽい岩がゴツゴツした道に変わる。ここの雰囲気も好き。
跨いだり、岩に取り付いたりして越えて行くと次は、いきなり鎖場だ。
でも足場の下が奈落と言うわけではないので、恐怖感はない。
細い鎖を握って行く手を仰ぎ見ると、たまあ、空が青い。絵に描いても普通こんなベタな空は
描かんろ〜、というぐらい真っ青な空を見ながら岩場を登りきり、
一段高い地に立つと、そこはもうかむと嶽直下の痩せ尾根だ。

さっきよじ登った鎖が巻かれている木は、白い木肌が一休みのベンチの場所からもよく見えていた。

1本目の鎖がかけられた木。
 
見上げると天高くそびえています。

岩場の端に立って眼下を覗き見る。自分の車、越知町の町並み、大桐川と桐見川地区の様子、
足元に広がる景色と自分の立っている場所は同じ枠の中の世界だけど、
今、瞬時に下へ降りて、ここに立っている自分を見上げてみたいと思ってしまう。

眼下を見下ろせば、右手よりに、
車を止めた第1駐車場が見え、
その先には越知町の町並み、
そして霞みながら幾重にも重なる山、山、山、、、。

さて、いよいよかむと嶽に登るのだが、目の前に、岩から垂直に垂れ下がっている鎖は、いつも
パスしてしまう。1本の鎖を両手で掴んでいったん全体重を預け、垂直壁に足を突っ張らせて
捩るのは、今の体重ではちょっと重くて手が痛そうだし足が滑りそうだし…。
たとえ捩りきっても、岩の上に顔を出したら向こう側に何もなくて、怖くてそのまま
動けなくなるんじゃないかとも思ってしまうのだ。登ってみると案外そうでもない場合も
あるけど、まあまたそのうち、、と思っていつも、ここは北側の木製の階段を登る。
そして折り返して、次の鎖に取り付く。
ここもそれなりにスリルがあるが、垂直までいかないので体を起こして登っていけるのだ。

途中で片手を離してデジカメと携帯で撮って、また下を眺めて、そして右手側の木の枝に
しばかれながら鎖を登りきり、さらに一段上がって、石鎚神社の祠のあるかむと嶽に到着。

■かむと嶽上の尾根〜三角点広場〜

かむと嶽をさらに道なりに進むと、もう一段高い痩せ尾根の上から筒状山〜手箱山や
遠く冠山〜平家平などがよく見えていた。
反対側に目を向けると、ズラリと並んだ津野町の風車が、けっこうはっきり見えていて、
ざっと数えてみたけど、どうしても19基しか確認できない。
20基全部が一望できる場所はなかなかないという噂だ。

左手に筒状山、手箱山、手前の尾根の中央の三角ピークが黒森山、そしてそれに続く
尾根の右寄りに五在所山。

さらに進んで、かむと嶽の尾根の端っこへ来ると、そこが踊場のようになっていて、
カクッと方向転換して、三角点や横倉宮の方面へ続くのだ。
踊場の端っこの崖の上にも小さな祠があるので、久々にご挨拶。
なんか、古い石のお社は屋根から下が崩れていて、代わりに真新しい石塔が建っていた。
「いづな権現」とある。後で調べると、山岳信仰に関係するらしく、姿は烏天狗みたいであるとか、
不動明王の別身である説とか、まあ、山岳修験の山でもあった横倉山にあっても不自然ではない
権現さんのようだ。

ここから方向転換して下っていきます。

三角点へ続く道は、この踊場から少し下りになっている。段々を下るとすぐ最初の分岐がある。
右手に下る道は、夫婦杉へ抜ける道だ。右手側が下斜面の横崖で、あ〜ぴょんはめったに
その横道を通らなくて、今まで2回ぐらいかな?途中ちょっと足場が狭かったりして、けっこう
神経を使いながらの下り道となっていた。

最初の分岐。
左側が三角点や横倉宮へのルート。
右側が夫婦杉のある表参道の石段へ
抜ける道。

分岐の側にこんな説明板が建てられています。

その分岐は今回ももちろんまっすぐ進んで三角点に向かう。下りからまた登りになり、
白いカーレン状の岩ゴロが目立ってくる。注意して歩かないと石に足を取られてくじいたりする
から、足首の副靭帯損傷がやっとよくなったあ〜ぴょんは、より慎重に歩く。
それでも、石の上で足首の甲側の関節を少し詰めた感じになってしまった。

この辺は石灰岩がゴロゴロしています。

石ゴロの登山道が少し水平になって、やや景色も見えるところにベンチがあって、どんな眺め
なのかな、と思ってみると、、やっぱり津野町の風車の列でした。

数えてみたけどやっぱり19基しか確認できない。

また道が登りになって、三角点広場に到着〜。

三角点広場です。

冬でも鬱蒼としている。北側の緩い斜面を少し下りて行くと、石鎚山系が見えるので行ってみた。
ちょと霞んでいるが、筒状山、手箱山、雨ヶ森がほぼ正面に見える。

筒状、手箱の左手前に雨ヶ森。
その後ろ左への連なりに石鎚山も見えます。

本当はここで景色を眺めながらお弁当を食べたいのだけど、やっぱかなり寒いですよ。
かと言って初夏から晩秋まではというと、アブなどの虫がいるしねー。

お弁当はまだ食べずに、そこそこ写真を撮ったらまた歩き始める。この先にあるのは横倉宮だ。
今日の調子だと横倉宮で食べるのがちょうどよさそうだけど、横倉宮もひなたじゃないから
寒そうだなー、、畝傍山まで我慢して、そこで食べるのが一番日当たりがいいんだけどなー、
とか思いつつ登っていると、またベンチ。あら、こんなところにもベンチあったっけ。
なんか、いい具合にちょうど日が当たってるなあ…。

なんだか急にお腹が空いてきた。
いいや、ここのベンチでおべんと食べろうっと!

ってことで、ベンチの上にシートを広げてお弁当を並べ、少し早めのお昼を取った。
ランチジャーにギュウギュウに詰めてきたおにぎりは、さすが、まだ十分暖かかった。

 

寒い季節に山に登って、何がイヤかって、冷蔵庫に入れたみたいにすっかり冷え切って
硬くパサついたおにぎりを食べることほどがっかりすることはないのです。
だから、さほど重くもないこの小ぶりなmiffyの保温ランチボックスは、仕事のときじゃなく、
山用にと思って買ったのです。熱々でなくてもいいから、せめて柔らかいままのご飯を食べたいのです。

ご飯を食べていると、男性がお一人、私が来たのと同じ方向から登ってきて、通り過ぎて行かれました。
今日は、あんまり人が来ていない様子だし、出会う人はその人だけかもしれません。

腹ごしらえしたら気分も落ち着いたので、広げた荷物を撤収してまた登り始めました。

 

 →つづく (横倉宮〜畝傍山眺望所〜折り返して平家の穴へ)

 

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