たんねある記

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〜2008年6月7、8日/湯布院泊・久住山の旅続き〜

 

■久住山山頂〜下山〜

がむばって登る。ひたすら登る。立ち止まっては登る。
道はますますきつくなり、あ〜ぴょんはすでにがっつり乳酸溜まりまくりで、全身しんどいっす〜。

登る前はぴかぴかだった登山靴は、湿って粘り気の強い赤土ですでに泥もつれ。
防水ワックスを念入りに塗ってブラッシングしては来たけど、
靴の底の溝にはぎっちりと粘土みたいな土が入り込んで、重い。

尾根の直下はさらにせり上がっていて、ひぃふぅ言いながら登っていると、
下ってくる人もけっこういて、足元が急勾配な上に地べたがズルズルで、

 「ここを下るのは大変だあ、、」

とか言いながら、両手で木枝を掴みながら慎重に下りていく。
山頂は風があって寒いとのこと、ちょっとガスも出ているようだし、
前回来たときのように山頂横の尾根でうたた寝などはできそうにない。
てか、そんな時間もないのだけれど。


もうちょっとだあ〜。

やっとのことで山頂近くの尾根に登りきり、そのまま石ゴロの上を渡って久住山登頂。
三角点を掌でペシペシしてから、たくさんの人でごった返す山名板の前で記念撮影した。

ガスってちょっと寒い。
(あ〜ぴょん写ってません。)

登り始めてから2時間45分ぐらい経って
ますが、途中、間違えた分を差っ引くと、
2時間ぐらいで登れるのでしょうか。
きついけども。

そして3年前と同じ、北面の一角でお昼ご飯を食べることにした。


肉とか野菜とか、巻き寿司とかも焼く。


すでに午後2時を回ってます。

山頂での食事を済ませ、下山する。
私はてっきりピストンだと思って、GPSもオフにしてザックのポケットにしまい込んで、
ほんとはかなりビビリながらも、さあ来い、怖いけど急勾配下りてやるぞ、と構えたが、
ピストンではなく、扇の鼻の分岐から赤川へのルートを下るのだそうだ。あ、そうなの?
登ってきたあの急勾配のルートを下りなくていいんだ。ホッ・・・。

北側の、登山客の多いこっち側から
扇の鼻経由で下山する。

緩々と尾根上を下っているとき、ちょっと若いめのクマタカがいて、しばし立ち止まり、みんなで観察。
ホバリングなんかしたりして、餌に狙いをつけてるような動きが見られて嬉しかった。

快適な道。

ミヤマキリシマはまだ少し早くて残念だったけど、扇の鼻の分岐までのルートの
いたるところにイワカガミがたくさん咲いていて、かわいい!を連発しながら下る。

ミヤマキリシマのツボミは
どっさりありました。
1週間〜2週間後ぐらいが見頃だったかも。

扇の鼻の分岐を過ぎて少し下ると、ルートはいきなり尾根から直滑降な下りとなり、
足元ズルズルのグダグダ、常に両側の木の枝やら何やらを掴んでいないと怖い。
ひぇ〜〜〜、このルートにもズリコケあるや〜!!
下ろしたての登山靴の底は、またまた粘る赤土を噛んでずっしり重くなっている。
そんな中、あんまりなことに、小雨が落ちてきた。やめでぐれ〜〜。
だけど、、、、、

花の先生とkザー君夫婦の3人は、やっぱり速い。足元滑らないのか?
たぶん、少々滑っても平気で下っているに違いない。

だいぶ下ってきた。

 

前の3人は影も形も見えない。

しばらく辛抱してズルズルを下っていると、やっと勾配も落ち着き、雨も上がりかけ、
怖さはだいぶマシになった。
かといって、前の3人に追いつくかというとそんなことはないのだ。
勾配が緩くなったらあの3人は、、山道を走る。(驚) 走るように下る。樹陰の先に、影も形も見えないのだ。
膝にタメの利かないあ〜ぴょんは、特に左では、自分の体重を思い切って受け止めきれない。
まあ普段はこんな膝とも折り合いをつけて、怪我しないように山へ行っているが、
健脚組の人たちと登るととたんに形無しの体を現す。なさけない。

足元泥もつれになって、やっと駐車場近くまで下りてきたときはもう雨も上がっていて、
韓国からの団体客の回送バスがいて、「50人ぐらいの韓国の団体はこっちへ下りてきていたか、」
と女性のガイドさんに聞かれた。“アンニョンハセヨ!”と挨拶する人とはたくさんすれ違いはしたけど、、
後ろを下りてきてる様子はなかった。
でも、「私たちもこんな状態ですから、滑らないようにゆっくり下りてきているのかも。」
と、自分の泥だらけのスパッツと靴を指差す。

  

■下山〜湯布院〜

トイレ横の泥洗い場で登山靴とスパッツの泥をあらかた落として、車に乗り込み、湯布院へ帰る。
ああ〜、づかれだ〜〜〜、、、

    、、、、、、、

後部座席に座って車に揺られていると、急激な気圧の変化に弱いクセが出たのか、
頭が痛くなってきた。お腹も痛くなってきた。気持ちが悪くなってきた。

30分ぐらい、歯を食いしばってこらえた。
トイレに止まってくれと、言うタイミングを逃してしまい、やっと、道の駅の手前で、

 「トイレに行きたい。」

と告げ、駆け込む。
吐いた。
山頂で食って、未消化のものを怒涛のごとく。

先生の別荘に着いてからもしばらくはまだつっかえた様に気持ち悪くて、
こりゃ今晩の豪勢なおかずはあんまり食べられないかもしれないと思った。
今晩は、先生ンちのお風呂(温泉)ではなくて、みんなで100円温泉に行こうというので、
あ〜ぴょん内心は今すぐベッドに倒れこんで休みたいと思ったけど、
言えなくて(笑)、着替えの用意をしてみんなと一緒にまた車に乗り込んだ。

車で10分から15分ぐらいだろうか、100円温泉に着いた。
体育館みたいな施設の敷地内の一角にあって、セルフと言うか、人はいない。
入り口は鉄のバーの回転扉になっていて、コインを入れるとロックが外れて一人ずつ
中に入れるようになっている。
花の先生に続いて私も100円を入れて鉄のバーを押した。
のんびりしてると間に合わないかもしれないと思って、100円がガチャリと落ちている
最中からもうバーを押していた。それがいけなかった。
無常にも、バーはガキッ、、という音がしたままぜんぜん動かない。

 「え〜、、動かない〜!(泣)」

誰もいないし、このままでは私も後の人も入れないので仕方なく、また100円を入れた。
今度は慌てず、コインが落ちるのを待ってバーを押した。動いた。
他のみんなはあ〜ぴょんのような失敗はしないで中へ入った。

中はあまり広くもないのだけど、私たちのほかにお客さんはいなかったのでゆったり入れた。
もちろんシャンプーも石鹸もないけど、掛け流しの源泉で、いいお湯だった。
100円温泉なかなかグッド。あ〜ぴょんだけ200円温泉になっちったけど。

花の先生はよく、別荘からこの100円温泉まで車で来ておいて、
10kmほどのジョギングコースを走るのだそうだ。そしてこの100円温泉に入って帰るとのこと。
先生は実は、年代別のマラソンタイムが全国20位以内に入っているというから、けっこうすごい。

 「でも、レースじゃなくて普段走ってるときでも、楽しいかって言ったら、 楽しくないよねえ。」

と言う。きつくないと、走ってる意味も甲斐もないというところだろうか。
好きな曲を聴きながら、4〜5kmをいつもちんたら走っているあ〜ぴょんとはわけが違うのだ。

100円温泉に入ったあと、みんなで晩ご飯のお買い物をして帰る頃にはだいぶん体調も良くなり、
デッキでバーベキューの準備などをしているうちにお腹も減ってきて、
食べられないかもという心配はどこかに飛んでいった。

デッキ下で、魚などを焼く。

念のためあ〜ぴょんは烏龍茶で乾杯。

薄明かりの中、すぐ近くでゴロスケ(フクロウ)がホーホホ、、と鳴いていた。

デッキを片付け、部屋の中で二次会などもして、焼酎の温泉割りもいただいた。

翌日は、別荘の掃除と片づけをした後出発し、とある場所に、貴重な植物を観察しに
行ったり、ブッポウソウがいつも電線に止まっているという、とある鉄橋まで見に行ったりした。
ブッポウソウは、どうも鉄橋のどこかに営巣しているようで、つがいでずっとその周辺を
飛んだり電線に止まったりしていた。
跳ぶと青い羽に白いぽっちりが目立ち、双眼鏡から覗くとオレンジのくちばしが
一瞬異様で、なかなかいい面構えをしていると思った。
ゲッゲッと鳴く。

ブッポウソウの観察をした、
とある鉄橋の上。

夕方のフェリーに何とか間に合い、四国に渡って無事、高知に帰った。
今回も山行自体は相変わらずしんどかった。
いつもこのメンバーだと、弱脚さを思い知らされるのである。

今回のルート図

 

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